「フロール・デ・カーニャ サスティナブル・カクテル・チャレンジ2024」
優勝は大島創さん(Gold Bar at EDITION / 東京)!

SPECIAL FEATURE特別取材

「フロール・デ・カーニャ サスティナブル・カクテル・チャレンジ2024」
優勝は大島創さん(Gold Bar at EDITION / 東京)!
[vol.02] - サスティナブルカクテルを飲みにいこう!
入賞者のカクテルをご紹介。

#Special Feature

Vol.1の「フロール・デ・カーニャ サスティナブル・カクテル・チャレンジ2024」コンペレポートに続き、Vol.2では入賞者3名のカクテルをご紹介します。

優勝カクテル「Re:CANAlization」。

優勝カクテル「Re:CANAlization」。

活火山の地熱に着想を得た優勝カクテル「Re:CANAlization」。

まずは、優勝した大島創さん(Gold Bar at EDITION)のカクテル、「Re:CANAlization (リ・カーニャライゼーション)」から。

Vol.1でもお伝えした通り、「ゾンビー」をツイストした「Re:CANAlization」は、バナナの皮、アボカドの種、りんごの芯といった、営業で出る廃棄物を再利用したカクテル。

「“すべて土に還る”というコンセプトを掲げ、グラスウェアも含めてアップサイクル&ゼロウェイストを実現しています。

熱した火山岩を使って材料にじっくり火を通す『パチャマンカ』という調理方法を取り入れることで、調理時に排出されるCO2を可能な限り抑えているのもポイント」(大島さん)

さらに、じっくり火を入れることで、素材が持つ栄養価も高めているそう。

大島さんのカクテルを提供する「Gold Bar at EDITION」。

大島さんのカクテルを提供する「Gold Bar at EDITION」。

バナナの皮のコーディアルにアボカドの種のシロップ、りんごの芯のシュラブ……。フロール・デ・カーニャ12年と、「フロール・デ・カーニャのなめらかな風味に寄り添う」というポイントのもとに選ばれた素材が織りなすハーモニーを楽しめます。

こちらのカクテルは大島さんが勤める「Gold Bar at EDITION」にて提供中です。

「Asia’s 50 Best Bars 2024」で76位にランクインした「Gold Bar at EDITION」は、洗練されたインテリアと、禁酒法時代以前のアメリカのクラシックカクテル黄金期にインスパイアされたシグネチャーカクテルが特徴的。

スタイリッシュなこの空間で、ぜひ「Re:CANAlization」をリクエストして。


Gold Bar at EDITION
港区虎ノ門4-1-1東京エディション虎ノ門1階
03-5422-1630
営業時間:18時〜25時(金・土・祝前日〜26時)
定休日:日、月

高橋さんのゼロウェイスト・ラムコーク、「Apothecola」。

高橋さんのゼロウェイスト・ラムコーク、「Apothecola」。

減圧蒸留器を使い、ボタニカルのパワーをカクテルに閉じ込めた「Apothecola」。

続いてご紹介するのは、2位に輝いた高橋大地さん(APOTHECA)のカクテル、「Apothecola (アポテコーラ)」。

「発酵の段階で発生するCO2を回収し、再利用しているというフロール・デ・カーニャ蒸留所の取り組みに着想を得て、自家製ゼロウェイスト・コーラシロップを作り、ラムコークに仕立てました。

一般的なコーラシロップは鍋で材料を煮詰めて作りますが、熱を入れている間に芳香成分が逃げてしまいます。

減圧蒸留器を使うことでこの芳香成分や蒸留器内に残った液体も回収できるので、それらをカクテルに使用しました」

京都の中心部にある看板のないバー、「APOTHECA」。

京都の中心部にある看板のないバー、「APOTHECA」。

蒸留後の残さは、サワーチェリーとともにフロール・デ・カーニャ4年とウォッカに漬け込んで自家製コーラビターズに。

ビターズが完成したら取り除いて乾燥させ、フレーク状に仕立ててガーニッシュとしました。

こちらのカクテルをいただける「APOTHECA」は、京都市中京区にある隠れ家のようなバー。

アポテカとはギリシャ語で「薬を扱う商店」を意味しますが、その名の通り、薬局をコンセプトにするこちらではクラシックからモダンまでさまざまなカクテル&モクテルの中から、飲み手に寄り添った一杯を提案してくれます。まさに薬局!


APOTHECA
京都市中京区蛸薬師通麩屋町西入ル 油屋町145 洋燈舘4F
075-253-0770
営業時間:15時〜24時

コーヒーロースターとしても活躍する田中さんらしく、浅煎りコーヒーのニュアンスを加えた「Up-Remix」。

コーヒーロースターとしても活躍する田中さんらしく、浅煎りコーヒーのニュアンスを加えた「Up-Remix」。

廃棄される食材をひとひねり、より良いものにアレンジした「Up-Remix」。

3位の田中知輝さん(THE SAILING BAR)のカクテルは「Up-Remix(アップ リミックス)」。

カクテル名には、「当たり前のように廃棄されてしまう素材に付加価値を与え、より良いものへ再構築する=アップサイクル&リミックス」という意味が込められています。

年間350万トンも廃棄されるというバナナの皮を活用した自家製シュラブに、苦味(=営業で生じてしまうスタウトビールやエスプレッソコーヒーの残り)、自家製カカオスパイス、ニカラグア産の浅煎りコーヒーを思わせるフルーティな酸味(=酸味を加えたクランベリージュース)を合わせ、フロール・デ・カーニャ12年の、バナナのような完熟感を強調しました。

通常の営業でもフードロスを意識しているという田中さん、「廃棄してしまう食材をカクテルに落とし込むことは新しいチャレンジだった」と言いますが、自分らしい手法で取り入れることができたと感じているそう。

「Up-Remix」を提供する「THE SAILING BAR」は、「船に乗って世界各国を旅するように、世界各国のお酒を楽しむ」がコンセプト。

船内を思わせる店内の中心にはU字型の大きなカウンターが据えられており、バックバーにはカテゴリーごとに約2,000本のボトルが並びます。

奈良市の万葉まほろば線桜井駅・香久山駅から至近の「THE SAILING BAR」ですが、遠方から訪れるファンも少なくないそう。

なお、田中さん自身のバーがこの冬、近鉄奈良駅近辺にオープン予定。こちらでも入賞カクテルを楽しめるということなので、追加情報をお楽しみに!


THE SAILING BAR
奈良県桜井市吉備564-3 SHRビル5階
0744-49-0040
営業時間:18時〜25時


フロール・デ・カーニャ12年の魅力を引き出すべく、それぞれのバーテンダーが創意工夫して作り上げた3つのカクテル。

あなたのお気に入りのカクテルはどれ?ぜひお店に足を運び、味わってみてください。

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会場で振る舞われたのは、フロール・デ・カーニャ12年のソーダ割り。

会場で振る舞われたのは、フロール・デ・カーニャ12年のソーダ割り。

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