SPECIAL FEATURE特別取材
「ディサローノ」が「The World’s 50 Best Bars」に協賛する理由!
[vol.03] -
「Closing Party」@マンダリンオリエンタル シンガポール
「ディサローノ」Simona Biancoさんインタビュー
#Special Feature
文:Drink Planet編集部
Dario Schiavoniさん。
授賞式後、和やかな午後のひととき。
「The World’s 50 Best Bars 2023」の「Closing Party」が行われたのは、マリーナスクエアに位置するマンダリンオリエンタル シンガポールのメインバー「MO Bar」とオールデイダイニング「embu」。
昨夜の授賞式が盛り上がり過ぎたせいか、まだ明るいランチタイムだったせいか、はたまた皆さん二日酔いなのか、昨夜とは一転、豪華ブッフェをまったりいただきながらの和やかムード。
今夜もゲストイベントが多数控えているため、多くのバーテンダーはまだホテルで寝ているんだとか!
もちろんランチブッフェとはいえ、有名バーテンダーによるスペシャルカクテルも振る舞われました。
「embu」のカクテルブースでは、エディションホテル シンガポールの「Punch Room」から、Dario SchiavoniさんとGiobanni Graziadeiさんが駆けつけ、3種類のオリジナルカクテルを披露。
(またまた2人ともイタリア人やないか~い!)
「Emporium Punch」は「ディサローノ」、コニャック、モルトウイスキー、中国緑茶(ジェードスウォードティー)、カルダモンビターズを使用したパンチスタイルの一杯。
よく杏仁に例えられる「ディサローノ」だけに、オリエンタルな味わいのカクテルにもさらりと寄り添い、むしろ味わい全体をしっかりと下支えしているような印象を受けました。
Leona Leeさんによる「69 Amoy Street」。
「ティマリア」は抹茶にも合う!?
一方「MO Bar」のカウンターに登場したのは、地元シンガポールの街場のバー「Stay Gold Flamingo」。
「Asia 50 Best Bars 2023」で初登場32位にランクインした、昼はカフェ、夜はバーという、いわゆるローカルのサードプレイスとなるような場所を目指した要注目アドレスです。
女性バーテンダーのLeona Leeさんがメイクしてくれた「69 Amoy Street」は、「ティマリア」、ブランデー、黒ゴマペースト、抹茶をミックスしたものに、生クリームをフロートさせたデザートカクテル。
氷の上には「STAY GOLD」のロゴが入ったペーパーシュガーが載せられていて、なんともチャーミングな仕上がりです。
コーヒー×抹茶という日本人には意外な組み合わせでしたが、コクがあるのに軽やか、そしてほんのりスイートで、午後のひとときに最高の一杯でした。
「The World’s 50 Best Bars 2023」全体のイベントはここまでとはいえ、この日の夜もシンガポール中のバーでゲストイベントが開催され、さらにはアジア以外からやってきたバーテンダーたちは東京をはじめアジア各都市に立ち寄ってゲストイベントを行うんだとか。
(バーテンダーの皆さん、本当にタフです!)
「ディサローノ」グローバルアドボカシーマネージャーのSimona Biancoさん。
Simona Biancoさんのインタビューをお届け!
最後に、「ディサローノ」グローバルアドボカシーマネージャー、Simona Biancoさんのインタビューをお届けして、今回のレポートを締めくくることにしましょう。
そもそも、なぜ「ディサローノ」は「The World’s 50 Best Bars」をスポンサードするのでしょうか?
「我々は『The World‘s 50 Best』だけでなく、『Asia 50 Best』も『North America 50 Best』も支援しています。ルネッサンス時代の16世紀に端を発する『ディサローノ』は、イタリアが誇る歴史的なブランドです。単なるアマレットではなく、『ディサローノ』は『ディサローノ』なのです」
「そのことを改めて知っていただくのに、50 Bestは最高のショーケースです。こんなに最高のバーテンダーが一堂に会する機会なんて、他にありませんから……。現在『ディサローノ』は世界170以上の国と地域で愛されています。世界中どのバーに行っても『ディサローノ』が必ず置いてある。そうなるのが理想ですね」
すでにどのバーに行っても、必ず『ディサローノ』は置いてるような気もしますが……。
「確かにバー先進国ではそうですね(笑)。ただし、歴史あるブランドゆえに『ゴッドファーザー』や『フレンチコネクション』といったクラシックなイメージが強いのです。でも今回50 Bestのイベントでお楽しみいただいたように、イノベーティブなカクテルやエキゾティックなカクテルにも合うんです。そのことを、もっと多くの方に知ってもらいたいですね」
「Sips」のSimone CaporaleさんとMarc Álvarezさん。
アンバサダーではなくアドボカシー!
現在、Simona Biancoさんの肩書はグローバルアドボカシーマネージャー。
「advocacy」は「擁護・支持」という意味で、マーケティング用語ではブランドを熱狂的に支持して使ってくれるファンを指すんだそうです。
単なる「宣伝大使」であるアンバサダーとは意味が異なると言います。
「我々は世界中に多くの『アドボカシー』を抱えています。今回ゲストイベントに出演してくれたSimone Caporaleもそのひとりです。Simoneも『ディサローノ』というブランドを深く理解し、熱狂的に支持してくれるファンです」
「そういったバーテンダーを世界中に増やし、関係を構築し、ブランド力を高めていくのも、私の役目のひとつです。『ディサローノ』が嫌いなバーテンダーなんていないでしょ? バーテンダーの皆さんにもっと深く愛されるようなブランドになることを目指しています」
ちなみにSimona Biancoさんが個人的に好きな「ディサローノ」の飲み方は「ディサローノサワー」とのことでした。
「『ディサローノ』はもちろん、弊社が扱っている『ティマリア』や『バスカー』も好きになってくださいね。そうそう、『バスカー』はこの年末年始にスモールバッチシリーズをローンチする予定です。こちらもお楽しみに!」
祝杯とともに、2024年に向けて!
アジア初開催、シンガポールで行われた「The World’s 50 Best Bars 2023」は世界中から駆けつけたバー関係者による熱狂的なセレブレーションとともに幕を閉じました。
陽気でサービス精神旺盛、さらには美食の国で育ったイタリア人に優秀なバーテンダーが多いことは昔から知られていますが、今回の「The World’s 50 Best Bars 2023」では「Sips」のSimone Caporaleさんをはじめ、とにかくイタリア人バーテンダーの活躍が目立ったような……。
それとも、イタリアの伝統と革新を継ぐ「ディサローノ」にスポットを当てたせいでしょうか?
いずれにせよ、Drink Planetも微力ながら、「The World’s 50 Best Bars」を応援し、世界のバーシーンがさらなる発展を遂げることを期待しています。
別れ際、多くのバーテンダーが口を揃えてこう言っていました。
「See you next year! 来年はどこで会えるかな!?」
★DISARONNO(ディサローノ)
https://www.disaronno.com/
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