
SPECIAL FEATURE特別取材
MONKEY MIX特別インタビュー
[vol.02] -
19:30~21:00 山本圭介&齋藤隆一MIX!
#Special Feature
文:Drink Planet編集部 撮影:Takuya Oshima
100%モルトウイスキー「モンキーショルダー」による、音楽×カクテルのライブイベント「MONKEY MIX」。2022年末に行われた「MONKEY MIX@エースホテル京都」において、ご出演いただいた6名のトップバーテンダーにインタビュー。19:30~21:00のシフト第2弾では、山本圭介さんと齋藤隆一さんが登場です!
19:30~21:00のタイムテーブルを盛り上げてくれたのは、山本圭介さんと齋藤隆一さん。
山本さんは、フレアバーテンダーの日本大会を12度も制したフレアのスペシャリスト。
のみならず、自身のバー「Bee‘s Knees」(京都)をAsia’s 50 Best Barsにランクインさせた敏腕プロデューサーでもあります。
そのほか横浜の「Newjack」や新宿の「Jeremiah」なども手がけています。
一方の齋藤さんはコンペティションの常連バーテンダーであり、今回の「MONKEY MIX」の会場であるエースホテル京都のビバレッジディレクターです。
では、お二人のインタビューをどうぞ!
「Bee’s Knees」「Newjack」「Jeremiah」を手がける山本圭介さん。
「ファッショナブルで今までにないウィスキーブランドだと思います」
★山本圭介さんインタビュー
Qプロのバーテンダーから見て、モンキーショルダーはどんなウイスキーですか?
「コンセプトでもあるRefreshingly Approachable(親しみやすさ)のもと、新しいウイスキードリンカーやライトな層にも響くファッショナブルで今までにないウィスキーブランドだと思います」
Qモンキーショルダーの味わいやスタイルの特長は?
「モルトのしっかりしたボディがありながら、フルーティーで軽やか。ですからどんなカクテルにも化けられます!」
Qお店ではどんな飲み方をおすすめしていますか?
「お店では、リッチなカクテルよりは、ライトなサワー系のカクテルによく使います。オールドファッションドなどリッチ系で使う時には、柑橘の香りを前面に出して軽やかに仕上げています」
「店舗は個々のコンセプトがあるので、例えば90’sの『Newjack』ではアップルとシナモン、ダージリンを使ったウイスキーバック、スピークイージーの『Bee’s Knees』はルバーブやバブルガムを使ったウイスキーサワー、Jerry Thomasがコンセプトの『Jeremiah』ではサンガリーを使ったニューヨークサワーなどに使っています」
山本さんによる「PFP」と「Funky Monkey Fizz」。
「新しいウイスキートレンドをつくっていきたい」
Q今回の「MONKEY MIX」で披露したモンキーショルダーカクテルについて教えてください。
「『Funky Monkey Fizz』はモンキーショルダーをベースに、パッションフルーツやキュウリ、ココナッツを使ったフルーティーなハイボール」
「一方『PFP』はスモーキーモンキーをベースに、インドへの旅で出会ったBETEL NUTという香り高いスパイスを合わせてみました。ミントやサンダルウッドのようなニュアンスがあるBETEL NUTの他に、ジンジャーハニーやベルガモットを使用し、エキゾティックに仕上げました」
Qプライベートでもモンキーショルダーを楽しんでいますか?
「皆さんと同じようにハイボールをよく飲んでいます。仕上げに、季節の柑橘ピールなどを絞るのが定番です」
「それからドリンクではありませんが、お店ではモンキーショルダーを使ったカクテルチョコレートを提供していています」
Q今、ウイスキーカクテルがキテると感じますか?
「間違いなくトレンドだと思います。世界的にウイスキーカクテルは必ずシグネチャーメニューにリスティングされていますし……、ただ、どの国も同じ飲み方ではなく、国ごとに独自のトレンドがあります。日本でも今後『MONKEY MIX』のようなイベントをきっかけに、皆さんと新しいウイスキートレンドをつくっていきたいと思います」
Q最後に、次回「MONKEY MIX」に向けて一言!
「若手のDJやトレンドに敏感なお客さま、そして仲間でもある日本トップバーテンダーと一緒に、『MONKEY MIX』をつくり上げることをとても楽しみにしています」
「自分自身もフレキシブルを得意とするバーテンダー。ホスピタリティー、カクテル、メイキング、フレアとすべてのバーテクニックを駆使して、皆さまに『MONKEY MIXって楽しい!』と思ってもらえるように盛り上げます。2023年も一緒に盛り上がりましょう!」
エースホテル京都でビバレッジディレクターとして活躍する齋藤隆一さん。
「モンキーショルダーは芯の通ったバーテンダーそのもの」
★齋藤隆一さんインタビュー
Qプロのバーテンダーから見て、モンキーショルダーはどんなウイスキーですか?
「まずなにより、遊び心があるブランドだと感じています。専用のバーツールやファッションツールも個性的でオシャレですし……」
「そして、ブレンデッドウイスキーのなかでもグレーンを混ぜていないヴァッテドモルト(100%モルトウイスキー)なので味わいに骨格があります。それはさながら、遊び心や探求心を忘れない芯の通ったバーテンダーそのものと言っても過言ではないのでしょうか」
Qモンキーショルダーの味わいやスタイルの特長は?
「味わいは、とにかくボディがしっかりしていますね。それなのにとっつきやすく、丸みのあるふくよかなウイスキーです。当然ストレートで飲んでもおいしいのですが、やはりコンセプトであるミキシングにより最大のパフォーマンスを発揮すると感じています」
Qお店ではどんな飲み方をおすすめしていますか?
「とにかくカクテルですね。シンプルなものだとハイボールがダントツでしょうか。もちろんミクソロジーテクニックを使ったカクテルも多数用意しています。実はクラシックのベースにもモンキーショルダーを使用しています。カクテルの輪郭がはっきりしておすすめです!」
「メニューはシーズンごとに変わるのですが、現行ですとスモーキーモンキーにストロベリーを合わせたロングカクテルを提供しています。イチゴの味わいとスモーキーモンキーのほどよい薫香が絶妙にマッチするんですよ。過去には、イチジクとビーツを合わせたハイボールスタイルのカクテルも提供していました」
齋藤さんによる「MAD MC」と「Monkey Heads」。
「もはやこれはカルチャーなのではないでしょうか」
Q今回の「MONKEY MIX」で披露したモンキーショルダーカクテルについて教えてください。
「モンキーショルダーベースの『MAD MC』とスモーキーモンキーベースの『Monkey Heads』を用意しました」
「『MAD MC』はブラッドアンドサンドのツイストカクテル。甘酸っぱい味わいに豊潤なカカオの香りを纏ったショートカクテルです。カカオは京都のショコラトリー『Dari K』のインドネシア産カカオを使用しています」
「『Monkey Heads』は、ほどよい薫香とイチゴとバナナの豊潤な香りにワインとミントの爽やかさを加えたパーティカクテル。カクテル名はモンキーショルダーが大好きなファンの皆さまが夢中になるように……」
Qプライベートでもモンキーショルダーを楽しんでいますか?
「飲み方はシンプルにハイボール! バーに飲みに行っても自然とオーダーしてしまいます」
「また紅茶割りや柑橘系のヴィネガーを少量加えたソーダ割りもおすすめです。味をふくよかにしてくれますし、飲み飽きないです」
Q今、ウイスキーカクテルがキテると感じますか?
「トレンドというより、裾野が広くなった感はあります。ですから一昔前までは敷居が高く感じていたウイスキーカクテルも頻繁につくるようになりましたし、日本ではハイボール、海外ではオールドファッションド、と普及していることを考えると、もはやこれはカルチャーなのではないでしょうか」
Q最後に、次回「MONKEY MIX」に向けて一言!
「毎度楽しい時間をモンキーショルダーと創造させていただいております。MONKEY MIX自体が盛り上がることも大事ですが、なによりモンキーショルダーを飲んだことのない方に一度体験してほしい! そして、ボーダーレスなモンキーショルダーを心から好きになってほしい! みんなで飲んで騒ぎましょう(笑)」