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【新型コロナウイルスに関する
世界のバー事情レポート④】イタリア編
#World Topics
Masakatsu Ikeda(フィレンツェ在住)
いち早く、イタリアの多くの関係者が連携を見せた「#wearenothevirus」運動だったが、イタリア全土都市封鎖を受け自主的に撤回された。
当初は誰もこのような事態になるとは思ってもみなかっただろう。
私もイタリアから日本に帰国する2020年2月上旬、バーテンダーら多くの友人から「日本は新型コロナウイルスが流行っているらしいから気をつけて」と言われて送り出されたのだが、わずか1ケ月で状況が逆転することとなるとは……。
イタリア行きの飛行機がほぼ欠航になり、日本政府から渡航中止勧告レベル3が出ている現状、私自身もいつイタリアに戻れるのかはまだわからない。
それでもイタリアの友人たちから毎日のように送られてくる前向きなメッセージをみると、コロナ後の未来は一歩一歩着実に近づいているようで、勇気づけられるのだ。
最初に感染が拡大したのは北イタリアの中心地ミラノを含むロンバルディア州など北部三州。
州間の移動が禁止され、飲食店の営業も当初は18時までとされていたが、ほどなくその移動制限はイタリア全土に広がった。
フィレンツェで最初に立ち上がったのは、外食自粛で困難に直面したレストラン&バー業界のシェフ、ソムリエ、バーテンダー、ジャーナリストたちだった。
彼らはマスクの代わりに食材やグラスなどを口に当てた写真をSNSに投稿し、「ウイルスを恐れないで外食を楽しもう」と呼び掛ける運動「#wearenothevirus(我々はウイルスではない)」を展開したが、3月12日にイタリア政府から正式に全土の都市封鎖が宣言されると、この運動を撤回。
イタリアは新たな段階に突入した。
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