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カシャッサは、ワインのように香りを楽しむスピリッツ!
ブラジル発、カシャッサ最新事情。
#World Topics
Drink Planet編集部 語り・写真:麻生雅人
リオデジャネイロ州にある「ファゼンダ・ソレダージ」。写真提供:Fazenda Soledade
カイピリーニャのベースとなるカシャッサは、サトウキビの搾り汁を発酵・蒸留して造られるブラジル産のスピリッツのこと。
ブラジルでは法律でカシャッサの要件が定められていて、要約すると「ブラジルで生産される、サトウキビ由来の蒸留酒(アグアルデンチ・ヂ・カーナ)/気温摂氏20度でアルコール度数が38〜48パーセント/1リットルあたり砂糖6gまでを加えることができる」。
このあたりが同じサトウキビを原材料とするラムとの大きな違いで、さらに細かな要件がある地域もあるが、いずれにしろ地理的表示制度によって守られているブラジルならではのスピリッツだ。
さて、そんなカシャッサの始まりをたどると、1500年、現在のブラジルにポルトガル人の入植が始まったことに行き着く。
やがてこの地に持ち込まれたのが、マデイラ諸島などで行われていた製糖とサトウキビ栽培の技術。
ここからブラジルのサトウキビ栽培と製糖産業が始まったのだが、時を同じくして造られるようになったのがカシャッサだ。
つまり、ブラジルの経済の根幹である砂糖産業とともに歩んできたのがカシャッサなのだ。
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