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パリ初のノンアル飲料専門店「Le Paon qui boit」
ワインの国にノンアル文化を広める!
#World Topics
「ル・パオン・キ・ボワ」のスタッフ。男性がオーギュスタン・ラボルドさん、右の女性がマネージャーのモード・カテさん。
客層は意識高い系の若いカップル。
2022年4月、パリ北東の19区に、パリで初めてノンアルコール飲料専門店「ル・パオン・キ・ボワ(Le Paon qui boit)」が開店した。
パオンはフランス語で孔雀のことで、店名は「飲む孔雀」を意味する。
なぜ孔雀なのか?
オーナーのオーギュスタン・ラボルドさんは、「毎年羽を落とす孔雀は、羽が生え変わるよう頻繁に水を飲むから」と説明した。
店が孔雀のようにエレガントであるようにとの願いも込められている。
オーギュスタンさんは、コロナ禍で外出禁止令が敷かれた2020年3月、アルコールをやめた。
ノンアルコール飲料を探したがあちこちに買いに行かなければならないのが面倒で、一カ所で買える店を出すことを思いついた。
当時は判事と刑務所の監査役の仕事をしていた。
今でも続けているものの、「ル・パオン・キ・ボワ」を開店してからは、ほとんどの時間を店の経営に割いている。
19区はもともと庶民的な地域だが、近年子供のいる若いカップルが増えたせいか、オーガニックスーパーや若者好みのカフェができたり、循環経済のイベントが開催されたりと、雰囲気が変わりつつある。
客の一部はそうした若いカップルだ。
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