
INTERVIEWバーテンダーインタビュー
Asia's 50 Best Bars 2019
堂々1位の香港「The Old Man」へ。
<前編>
#Interview
Agung Prabowo/アグング・パラボウォ
Asia's 50 Best Bars 2019においてナンバー1の座を射止めたのは、香港のバー「The Old Man」。オーナー兼ヘッドバーテンダーを務めるアグング・パラボウォに、自らのキャリアを振り返ってもらった。
文:Miyako Kai(香港在住)
連夜行列ができる「The Old Man」へと続く階段前。Photos by Miyuki Kume
多国籍なバーやレストランが並ぶ香港SOHOエリアの西端にある急斜の坂道、アバディーンストリート。
その外れにある小径の階段を下りたところに、平日でも長い行列ができるバー「The Old Man(ジ・オールドマン)」がある。
2017年にオープンして以来、2018年にはWorld’s 50 Best Barsで10位、2019年にはAsia’s 50 Best Barsで香港勢として初の1位に輝き、今や飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
地元のファンはもちろん、海外からも「香港に来たら行くべきスポット」としてリストの筆頭にあげられるようになった。
酒豪の文豪、アーネスト・ヘミングウェイをテーマにしたこのバーは、3人のホテルバー出身者が、大手の飲食グループや投資家のサポートなしに、自分たちがオーナーになってオープンさせたバーであることも、地価が高騰する香港では珍しいケースだった。
「The Old Man」の魅力は、気のいい3人組が醸し出す、そつなく温かいホスピタリティ、名バーテンダーとして敬愛される存在のアグング・パラボウォ(Agung Prabowo)が繰り出す、奇想天外でいて軸足がしっかりしたカクテルの美味しさにある。
今回は、アグングが一流ホテルバーで実績と経験を積んでから、自らのバー「The Old Man」に辿り着くまでのストーリーをお話しよう。
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