The Jerry Thomas Bar Room:
あの「ジェリートーマス」が手がける
2024年開業、ローマの新機軸バーへ。
-前編-

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

The Jerry Thomas Bar Room:
あの「ジェリートーマス」が手がける
2024年開業、ローマの新機軸バーへ。
-前編-

#Interview

Gregory Camillò/グレゴリー・カミーロ

イタリア・ローマの伝説的なバーがさらなる進化を遂げている。2010年に「The Jerry Thomas Speakeasy」として誕生し、今や世界中のバーテンダーから絶大な支持を集める存在だが、2024年に新しく「The Jerry Thomas Bar Room」をオープン。指揮を執るのは、世界を舞台に活躍してきたイタリア人バーテンダーのグレゴリー・カミーロ(Gregory Camillò)氏だ。彼の独自の視点とこだわりが詰まったこの空間で、新しいカクテルワールドが広がる。

文:Megumi Ueda(ローマ在住)

「The Jerry Thomas Speakeasy」

「The Jerry Thomas Project」とは!?

イタリア・ローマの「ジェリートーマス」といえば、Drink Planet読者にはピンとくる方も多いのではないだろうか。

「The Jerry Thomas Speakeasy」は今から14年前の2010年にローマの中心部にオープンした伝説的なバーだ。

World’s 50 Best Barsには、実に6回もランクインしている。

開業当初は、忘れ去られていたクラシックカクテルを復活させるという斬新なコンセプトで注目を集め、その後も長きにわたりイタリアのバー業界をリードし、世界中のバーテンダーからリスペクトされてきた。

さらに、現在では「The Jerry Thomas Project」と銘打って、さまざまな活動を展開している。

Speakeasy の向かいには「The Jerry Thomas Emporium」という店舗があり、「Vermouth del Professore (ベルモット デル プロフェッサーレ)」をはじめ、自社ブランドのリキュールやスピリッツを販売している。

一方「The Jerry Thomas Education」では、ミラノのカンパリアカデミーと提携してバーテンダー向けのプログラムを提供。

発酵技術を学ぶクラスや、コーヒーに焦点を当てたクラスなど、バーテンディングにまつわる最新技術の教育が行われている。

さらに「The Jerry Thomas Bar Consulting」としては、カクテルメニューの開発やスタッフのトレーニング支援だけでなく、ブランド戦略や市場調査のサポートも行い、バーの設計まで手がけている。

そして、今年トラステヴェレ地区にオープンした「Jerry Thomas Bar Room」は、新たなコンセプトを持つ待望の2号店なのだ。

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