【特別企画/台湾バーシーンの10年】
Bar The Society:日本と台湾のバーのかけ橋に!
- 前編 -

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

【特別企画/台湾バーシーンの10年】
Bar The Society:日本と台湾のバーのかけ橋に!
- 前編 -

#Interview

Koji Nammoku/南木浩史

日本にいても聞こえてくるのが、台湾のバーが盛り上がっているらしい、という噂。しかもここ10年の盛り上がりぶりはスゴイらしい。というワケで【特別企画/台湾バーシーンの10年】を緊急企画! 栄えある第1回前編のゲストは、台湾をよく知る日本人バーテンダーの南木浩史さん。後編ではその南木さんの盟友、台南「Bar Home」のアーシャンさんにご登場いただいた。

文:Drink Planet編集部 撮影:Akiko Sameshima(東京)、Wakako Gomi(台南)

「Bar The Society」のバックヤードにある通称「カクテルラボ」。

台湾バーシーンの新たなる夜明け!

「もう数えきれないほど行ってますね。自分でも把握しきれないくらいです(笑)」

これまでに台湾を訪れた回数を訊くと、パークホテル東京「Bar The Society」バーマネージャーの南木浩史さんはこんな風に答えてくれた。

「はじめて台湾を訪れたのは10年前くらいでしょうか。その2、3年前頃から、台湾のバーテンダーが次々とお店に来てくれるようになり、知り合いも増えたのでプライベートで遊びに行きました」

「台湾のバーシーンの第一印象は“新鮮”でしたね。2009年にはじまったWORLD CLASSが台湾でも盛り上がりはじめ、ミクソロジーという言葉が徐々に浸透しつつある時期でした。とにかく勢いがあって、大胆。我々日本人のバーテンダーからすると『これとこれを組み合わせちゃっていいの!?』というような突拍子もない発想に何度も驚かされました」

現在では、台湾バーシーンのレジェンド枠となった Aki WangNick Wu 、Angus Zou、 Kae Yinといった面々が、いろいろと模索しながら新しいことにチャレンジしていた時代だったんだとか。

台湾のバーシーンに独自のカルチャーやスタイルがなかったぶん、自由で、怖いもの知らずだったという。

その後、南木さんはゲストシフト等で台湾を何度も訪れるようになり、台湾のバーシーンに深くコミットしていくこととなる。

「早い話、台湾を好きになってしまったんです(笑)」

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