WORLD TOPICS海外トピックス

1瓶売れるごとに、木を１本植樹する。
サステナブルなお酒メーカー「Sapling」！

15.08.2024 #World Topics England

イギリスではもはや、各メーカーにとってサステナブルであることが最重要命題。なぜなら消費者が商品をチョイスする際の大きな目安として、サステナブルがすっかり定着しているからだ。ドリンク業界も例外ではない。なかでも「Sapling」はドリンク1瓶ごとに世界のどこかに木を植えるというユニークなコンセプトで人気を集めている。これまでに植えた木はなんと26万本以上という。

Miyuki Sakamoto（ロンドン在住）

サステナブルこそ楽しくなくっちゃ！

「2018年11月、サステナブルな取り組みでドリンク業界に新風を吹き込めたらという思いで『Sapling』をスタートしました」

そう語るのは、共同経営者のイヴォ・デヴェリュックス（Ivo Devereux）氏。

かつて彼は仲間たちとともにスコットランドで環境保全のために木を植えるプロジェクトを運営していた。

しかしその作業を手助けしてくれるボランティアを見つけることが非常に困難で、長年苦労していたという。

「そんななか、カクテルバーを備えた小規模なミュージック・フェスティバルを開催してみたのです。そうしたらフェスの会場で同じ意思を持つ、予想を超えるほどのたくさんの人たちに出会うことができました」

「そして気がついたのです。楽しいことを通してサステナブルを訴えれば、より多くの人々が集まって、もっと大きなムーブメントを起こすことができると……」

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