Sunken Harbour Club:
ステーキハウスの2階に潜む
秘密のティキカルチャー結社。
<後編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

Sunken Harbour Club:
ステーキハウスの2階に潜む
秘密のティキカルチャー結社。
<後編>

#Interview

Garret Richard/ギャレット・リチャード by「Sunken Harbour Club」

ブルックリンの人気ティキバー「Sunken Harbour Club」のチーフ・カクテル・オフィサー、ギャレット・リチャード(Garret Richard)が、NYのティキカルチャーの現状や、ティキカクテルのHow Toについて語ってくれた。

文:Chiyo Yamauchi(NY在住)

Photo by Lizzie Munro

「カクテルの考古学者」からの影響。

「Sunken Harbour Club(以下SHC、サンケン・ハーバー・クラブ)」のチーフ・カクテル・オフィサーを務めるギャレット・リチャード(Garret Richard)は、キャリアをスタートさせた頃から、バーテンダーとして「ニューヨークのティキカクテルの底上げをしたい」と考えていた。

というのも、彼が特に影響を受けたのは、ミクソロジストでティキ関連に詳しい歴史家の「ジェフ・ベリー(Jeff "Beachbum" Berry)の本だった」からだ。

ジェフ・ベリーは、過去の「失われたレシピ」の研究と再構築を行ってきた功績で知られる人物。

またの名を「カクテルの考古学者」とも言われている。

独自に開発したトロピカル・カクテルのレシピもブログで公開しており、リチャード氏は「ジェフから実に多くのことを学んだ」と話す。

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