INTERVIEWバーテンダーインタビュー
Bar Super Nova:
ペルーを愛するバーテンダーが
改めてピスコについて語る。
-後編-
#Interview
Yutaka Ishii/石井豊 by「Bar Super Nova」
ピスコはまだあまり知られていないため、銘柄指定よりブドウ品種で注文されるという。開けたては味わいがややかたいので、ボトルの蓋を開けておくと良いとか。保存は基本的に常温で問題なく、季節によっては冷蔵のストレートも美味しい。
そもそもピスコってどんなお酒!?
「ピスコは、ブドウを原料にした無色透明の蒸留酒です。1回蒸留で樽熟成をせず、加水しません。糖度が高く、1回の蒸留で造れるため、ブドウの旨味、味わい、香味が強く出ます。それを活かすなら、樽熟成をする必要はありませんよね」
ペルーでは、首都のあるリマから南の沿岸部にピスコの産地が並んでいる。
リマ、イカ、アレキパ、モケグアの4州と、チリとの国境に近いタクナ州の渓谷(ロクンバ、サマ、カプリナ)だ。
原産地呼称制度でこれらの地域が定められている。
産地以外にもペルーにおけるピスコの規定はさまざまあるが、その前にピスコの誕生と語源について紐解いてみよう。
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