
INTERVIEWバーテンダーインタビュー
今アジアがアツい! 台湾から
カリスマ・バーテンダー登場!
<後編>
#Interview
Aki Wang from「INDULGE」
台湾のトップバーテンダー、Aki Wang氏。台湾にカクテル文化を根付かせるべく、日夜後輩に厳しい指導を行なっている。そんなWang氏が考える理想のバーテンダーとは? さらには台湾バーシーンの現在についても語ってもらった。
文:Mari Katakura(台北在住)
All Photos by Manabu Itamochi
押しも押されもしない有名バーテンダー、Aki Wang氏。
若い頃には東京と大阪に1年近くも滞在し、カクテルの勉強をした経験があるという。
日本と台湾のカクテル文化には、どのような違いがあるのだろうか。
Wang氏によると、日本と台湾のカクテル文化には大きな差が存在するという。
まず、日本のカクテル文化は台湾よりも遙かに長い歴史を持っている。
そのため、伝統と権威があり、それがしっかりと継承されている。
もちろん、日本のバー業界はルールが多く、上下関係も厳しいので、窮屈に思えることもあったという。
しかし、カクテル作りにおいて、基礎を大切にする姿勢はやはり尊敬に値する、とWang氏は語る。
一方、台湾のカクテル文化は1980年代から始まった。
正直なところ、歴史はまだまだ浅い。
今はちょうど“開花直前の時期”にあり、バーの数は増えているが、クオリティの高い店は数軒のみというのが現実だという。
残念なことに台湾のバーテンダーは基礎的な技術が足りない人が多いという。
「カクテル作りに限りませんが、何ごとも基礎というものは欠かせません。カクテルは楽曲と同じで、一つ一つの材料は音符と同じ。よい音楽を奏でるためには、ドレミから始めなければならない。カクテルも基礎ができて初めて応用に入ることができます。クラシカルなカクテルも個性あふれる創作カクテルも基礎の部分は欠かせません」
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