喫酒幾星:
京都から世界に向けて
新しい価値を創造する薬草酒バー。
<後編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

喫酒幾星:
京都から世界に向けて
新しい価値を創造する薬草酒バー。
<後編>

#Interview

Hiroaki Oda/織田浩彰 by「喫酒幾星」

国内初となるノンアルコール専門蒸溜所「幾星 京都蒸溜室」を起ち上げた織田浩彰さんは、京都・祇園の薬草酒バー「喫酒幾星」のオーナーバーテンダーでもある。後編では織田さんがカウンターに立つ「喫酒幾星」を訪れ、さらには織田さんが薬草を採取する京都大文字山裏の薬草園へ。

文:Drink Planet編集部 撮影:Takuya Oshima

「喫酒幾星」のカウンター。

外国人で賑わう京都の薬草酒バー。

織田浩彰さんがオーナーバーテンダーを務める「喫酒幾星」は、京都・祇園の白川近くにある雑居ビルの3階に構えている。

バーの扉を開けると、細長いカウンター席とその奥に半個室のテーブル席と、いかにも居心地がよさそうなこぢんまりとした造り。

しかしバックバーに目を転じれば、見慣れないラベルも含めて、薬草酒のボトルがずらりと並んでいる。

その数400種類以上。

そう、ここは、京都はもちろん日本でも珍しい薬草酒(ハーブリキュール)を専門に提供するバーなのだ。

訪れた日は、開店まもない時間帯だったというのに、早くも海外からのゲストで大いに賑わっていた。

「もともとは海外からのゲストが3割、京都の方3割、京都以外の日本の方4割という比率でしたが、コロナ禍の規制が緩和されてからは海外のお客さまが5割を占めるような状態が続いています」と織田さん。

しかも、ほとんどが口コミ、というからスゴイ!

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