【特別企画/台湾バーシーンの10年】
Bar Home:台南バー業界のトップランナー
- 後編 -

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

【特別企画/台湾バーシーンの10年】
Bar Home:台南バー業界のトップランナー
- 後編 -

#Interview

Koji Nammoku/南木浩史 by「Bar The Society」
A Hsiang/アーシャン by「Bar Home」

【特別企画/台湾バーシーンの10年】第1回前編のゲストには、台湾をよく知る日本人バーテンダーの南木浩史さんにご出演いただいたが、後編ではその南木さんが激しくリコメンドしてくれた台南「Bar Home」のアーシャン(A Hsiang/阿翔)さんが登場。台湾バーシーンの10年と現在、そして未来を語ってくれた。

文:Drink Planet編集部 撮影:Akiko Sameshima(東京)、Wakako Gomi(台南)

「Bar Home」の内観はこんな感じ。奥に個室と半個室が並ぶ。

いざ、開府400年の台南へ!

パークホテル東京「Bar The Society」バーマネージャーの南木浩史さんが、Drink Planet読者に紹介したい台湾人バーテンダーとしてプッシュしてくれたのが、台南で「Bar Home」「Bar TCRC」「Bar Phowa」を手がけるアーシャンさんだ。

台南は、台北から台湾高速鐡道(台湾の新幹線)で南へ約1時間45分。

人口185万人と大都市といえば大都市だが、高層ビルが立ち並ぶ台北から来ると、どこかノスタルジックで、南国らしいゆったりとしたムードに包まれている。

(実際に台北よりも暑い!)

それもそのはずで、台南は今からちょうど400年前の1642年に、大航海時代のオランダが台湾で初めて貿易拠点を構えた街。

つまり台湾でもっとも早く開発され、それゆえ歴史的な寺院や史跡が多い古都なのだ。

日本で例えるなら、台北が東京だとすると、台南はさながら京都といったところだろうか。

街の中心となるのは、台湾鐡道「台南駅」の西側に広がる旧城内一帯。

アーシャンさんが手がける「Bar Home」「Bar TCRC」「Bar Phowa」の3軒のバーをはじめ、目ぼしいバーやカフェ、レストランなどは、ほぼ歩いて回れる範囲内にある。

アーシャンさんが主にカウンターに立つ「Bar Home」は、街の中心のさらに中心といえる民生緑園のすぐそばに構えている。

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