SPECIAL FEATURE特別取材
【Hendrick’s Gin Palace Study-Tour】フォトログ
[vol.07] -
DAY 3-2 レスリーさんのLAB、そして古城ホテルへ。
#Special Feature
文:Drink Planet編集部
参加者が「Hendrick’s Gin Palace」の内部を見学しているうちに用意されていたのは、ガーデンランチ&アフタヌーンティー!
バラ園でキュウリのサンドイッチを楽しむ英国ならではのアフタヌーンティーが、「ヘンドリックスジン」のインスピレーション源となったというだけに、料理はキュウリ尽くし。
さらにパティスリーは、ギムレットのタルトやネグローニのフルーツケーキ、クローバクラブのマカロンなど、細かい演出がスゴイ!
さらにトイレやエレベーターにも「ヘンドリックスジン」らしいビクトリア朝のボタニカルが描かれていたりと、どこまでも世界観が貫かれていることも驚きでした。
レスリーさんのLABにて。
ランチの後は「Hendrick’s Gin Palace」の2階にあるLABへ。
LABのドアには「LESLEY‘S LAB」と記されている通り、ここはレスリーさんの秘密の隠れ家。
レスリーさんは1日の大半をここで過ごし、新しい実験やブレンドを試みたり、物思いに耽ったりするそうです。
ちなみに「ヘンドリックスジン」の製造は、レスリーさんも含めて、たった6人で行っているとのことでした。
7年前に特別に製造した限定ジン「カナラクニ」。
壁の一角には「キャビネット・オブ・キュリオシティーズ(好奇心の戸棚)」があり、彼女のインスピレーションを掻き立てるボタニカルやハーブ、あるいはそのエッセンスのボトルが並んでいます。
この日は特別に「カナラクニ(Kanaracuni)」という、アマゾンのジャングルで蒸留したジンを試飲させてもらうことに。
この場所から数々の「ヘンドリックスジン」が生まれたと思うと、なかなか感慨深いものがありました。
テイスティングセミナーの様子。
続いてはLABから直接つながったTasting Roomで、レスリーさん直々のテイスティングセミナー。
ベネットスティルの蒸留液、カーターヘッドの蒸留液、それをブレンドしたもの、加水前のカスクストレングス、キュウリのエッセンス、ローズペタルのエッセンス、完成品の「ヘンドリックスジン」の7種類を飲み比べながら試飲しました。
不定期でリリースする限定品は、すべてつくり方は一緒で、ボタニカルが違うだけ、とのことでした。
ちなみに2024年には果実系のモモやアプリコットを加え、1920年代のパリの華麗なるキャバレーをイメージしたという「ヘンドリックスジン・グランドキャバレー」をリリースするそうです。
レスリーさんはこう話してくれました。
「何百通り、何千通りのブレンドを試して、今でも『ヘンドリックスジン』のこの味わいに到達したことはマジックだと思っているわ!」
古城ホテル「Blairquhan」。
その後はなんと3基のポットスティルの前で、アイマスクをして、靴を脱いで横になり、銅鑼の音を聞きながらの瞑想タイム。
(一体、なんの時間!?)
このためだけに、わざわざヒーリングの専門家を呼んだんだとか!
時差ボケからか、夢のような不思議な時間を過ごしたあとは、一旦「Hendrick’s Gin Palace」を離れ、車で20分ほどの距離にある古城ホテル「Blairquhan」へ。
ここが3日目の宿泊先です。
1200年代からの歴史があり、1824年に現在の形に改築された城とのことでした。
(ドラクエの世界!)