INTERVIEWバーテンダーインタビュー
NYの名門バーで活躍する
日本人バーテンダーを追って。
<後編>
#Interview
Kenta Goto by「PEGU CLUB」
Photos by Yoko Nakamura
ケンタ氏によれば、日本とニューヨークにおけるバーシーンには大きな違いがあるという。
「ニューヨークのたいていのバーではカクテルのハウスメニューが豊富で、オリジナリティを楽しむことが根底にあります。
ニューヨークのバーテンダーは新しいレシピを生み出していくことにクリエイティビティを発揮します。
反対に日本では、お客さまの好みもあって、ギムレット、サイドカーなどの定番カクテルが人気のようです。
日本のバーテンダーは新しいレシピを開発することにも増して、どのメーカーのジンを使用して、何度に冷やしたら最高のジンマティーニを作ることができるのか、といった部分にこだわります。
技術やドリンクの味をより深く掘り下げることに、クリエイティビティを注ぐのです」
どちらの方向性も、お客の需要に向き合うことで見えてきたもので、全く別のものであるため、優劣で判断するものではないという。
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