「world’s best bars」で、
世界No.1に輝くベルリンのバー。
<後編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

「world’s best bars」で、
世界No.1に輝くベルリンのバー。
<後編>

#Interview

Roland Hoppenheit by「saphire bar」

14歳から、バーテンダーを志していたホッペンハイト氏。ドイツの激動の時代を目の当たりにした彼が考える、本当にいいバーとは? また今冬から続々と登場しているベルリンの最新トレンドとは?

文:Hideko Kawachi(ベルリン在住)

ホッペンハイト氏は、旧東ドイツで生まれ、東ベルリンで育った。

バーテンダーを志したのは、14歳だったという。

「叔母がカフェレストランを経営していたのですが、地下室の空きスペースを使って従姉妹たちがバーを開いたことがあるんです。手伝いとしてバーカウンターの後ろに立った時、将来は絶対バーテンダーとして働こうと思ったのです」

そのきっかけは、カクテルを楽しむ人たちのくつろいだ笑顔だった。

「バーカウンターの後ろは、まるで舞台。バーテンダーは舞台に立つ俳優でありながら、同時に観客たちの心を動かして、自由に操る監督でもあるのです」

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